仲介と買取はどちらを選ぶべき?売却方法の違いとメリット・デメリット
不動産の売却方法は「仲介」と「買取」の2つ。価格・期間・手続きの違い、向いているケース、買取保証の活用法まで実務目線で比較します。
Conone編集部
不動産査定の専門チーム
不動産の売却方法は大きく分けて「仲介」と「買取」の2種類があります。価格を重視するか、スピードを重視するかで最適解は変わります。本記事では両者の違いと、自分のケースに合った選び方を整理します。
仲介と買取の基本的な違い
「仲介」は不動産会社が間に入り、一般の買主を探して売買を成立させる方法。一方「買取」は、不動産会社自身が買主となって物件を直接購入する方法です。この違いから、価格・期間・手続きに明確な差が生まれます。
| 項目 | 仲介 | 買取 |
|---|---|---|
| 売却価格 | 市場相場の100% | 相場の70〜80% |
| 売却期間 | 3〜6ヶ月が目安 | 1〜4週間 |
| 内見対応 | 必要(平均5〜15回) | 不要(業者のみ) |
| 成約の確実性 | 買主次第、不確実 | 契約後は確実 |
| 仲介手数料 | 必要(最大3%+6万+税) | 原則不要 |
| 契約不適合責任 | 売主が負う | 原則免責 |
| 秘匿性 | ポータル掲載で周囲に知られる | 非公開で進められる |
| 住宅ローン残債 | 売却価格で完済前提 | 残債超なら要相談 |
仲介が向いているケース
- 少しでも高く売りたい(相場の100%を狙う)
- 売却まで3〜6ヶ月の余裕がある
- 内見対応の時間が取れる
- 物件の状態が良く、需要の厚いエリア
- 住宅ローン残債が売却見込み額以下
買取が向いているケース
- 転勤・住み替えで売却期限が決まっている
- 相続物件の現金化を急ぎたい
- 物件に訳あり(事故物件、隣人トラブル、心理的瑕疵)
- 内見対応やリフォームが難しい古家
- 近所や親族に売却を知られたくない
- 離婚など短期間で現金化する必要がある
「相場の7〜8割」の内訳
買取価格が相場より低い理由は、業者が買い取った後にリフォーム費・転売までの保有コスト・利益を上乗せして再販する必要があるためです。決して不当に買い叩かれているわけではなく、スピードと確実性への対価と考えるのが妥当です。
中間解「買取保証(買取付き仲介)」という選択
「最初は仲介でチャレンジし、一定期間内に売れなければ買取に切り替える」のが買取保証です。売出開始から3ヶ月間を仲介で高値チャレンジし、成約しなければ事前に合意した買取価格で売却する、といった組み立てが典型例。確実性と価格の両取りが可能です。
買取業者選びのチェックポイント
自社買取か仲介転売か
「買取」と謳いながら、実際には買主を探す仲介転売モデルの業者も。自社で買い取って保有・再販する能力があるかを確認。
複数社の査定を比較
買取価格は業者の在庫戦略や得意エリアで1〜2割ブレます。必ず3社以上に査定を依頼。
契約内容の確認
契約不適合責任の免責、瑕疵保険の付保、残置物処理の扱いなど、契約条項を事前確認。
決済までのスケジュール
「即現金化」を謳う業者でも、実際は2〜4週間かかるのが普通。現実的な着地日を確認。
まとめ
「時間に余裕がある=仲介」「スピード重視=買取」が基本の判断軸。迷う場合は買取保証を使って両天秤にかけるのが合理的です。まずはAI査定で相場を掴み、それを仲介狙いと買取狙い両方の軸として使うのがおすすめです。
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